草も、木も、鳥も・・・ めいめい暮らす森
樹木の名札で興味倍増 自然の営みに発見の連続

 船橋市北部には面積約15fのうっそうとした雑木林がある。県内に6つある『県民の森』のうちの1つ、『船橋県民の森』だ。
  森の存在を示す大きな看板が入口。横に赤いパーカーの人が立っている、と思ったら、なんだ、お地蔵さんじゃないか。無愛想もナンなので、彼に会釈をして森に足を踏み入れた。
  すぐに、地図が目に付く。こんな一文がある。
  「やくそく―草も木も鳥もめいめいくらしをもっています。私たちはそっとのぞいてみるだけにしましょう。とってよいのは写真だけ。残してよいのは足あとだけ」
  そうか…。
  高木に囲まれ空気が澄んでいる。自ずと始める深呼吸。いざ、森へ。
  ヒノキ、トチノキ、クヌギ、エゴノキ、シラカシ…などあちこちにある樹木の名称が自然に疎い記者にはありがたい。「ムクノキ。昔はザラザラとした葉をはみがき材料に使用した」。いちいち感心してしまうからなかなか先に進まない。
  「ヒーヨ、ヒーヨ」、鳥の声がする。何という鳥なんでしょう、と思っていたら、近くに『鳴き声のバードウォッチング』という掲示板発見。それによると、ヒヨドリのようだ。ここでは約17種類の野鳥が観察できるそうだ。
  途中、何列にも並んだ丸太を発見。「それはシイタケ栽培。春、秋2回の収穫時が近づくといつも問合せの電話がかかってきて、すぐ売り切れる」と森の管理事務所で森のマネージャーを務める島津諭(26)さん。残念ながらもう完売だった。
  お茶の垣根もあった。毎年5月にはその葉を摘んで「お茶作り」教室が開かれる。
  森の中には、キャンプ場、バーベキュー設備や運動広場、アスレチック遊具など、家族や友達と楽しめる場所も色々。
  「楽器演奏の練習をする人もいます。それと、オオタカや野ウサギ、ニワトリもいますよ」と島津さん。人も動物も植物もめいめいの暮しをこの森で満喫しているらしい。遊歩道の距離は4665b。 【交通】JR船橋駅からバス「小室駅行き」で「県民の森」下車。駐車場有
(06/04/15号)


 
  
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