TOP街角ほっと情報潮 風│異彩探訪私の周辺地域の試み│スポーツ│  │ご意見・ご要望本紙概要



  
与謝野馨前官房長官は政界では囲碁の打ち手として知られている。民主党の小沢一郎氏と昨年の暮に囲碁対局をして、政界に波紋を投げかけた。政界を揺るがした「福田・小沢会談」の直前のことである。
  「みだれ髪」などで知られる歌人与謝野鉄幹・晶子夫妻の孫にあたる。古希を前にして初の自著「堂々たる政治」(新潮社)には、混乱した政治への思いをこめている。「憂国」の三島由紀夫氏は大学の先輩で、家族ぐるみの親交があったそうだ。
  著書の中で、例の小沢氏との囲碁対局では、圧倒的にリードしていたが負けてしまったとある。以前は与謝野氏が指導していたそうだ。
  囲碁は戦国時代には戦略、戦術のシュミレーションとしても、武将たちに愛用されていた。囲碁はどんなに優勢でも緩んだり、方向を間違うと、負けてしまう。正に今の政局は、鼎の軽重が問われているのではないだろうか。
  (08/05/03)

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  河野良記さんが今日26日、囲碁クラブを開設する。案内を頂いた。「これを機に、囲碁界を支える一員として、その発展に極めて微力ではありますが努力してまいりたいと存じます」
  ご子息の河野臨天元の就位式で、調布の菊池忠浩さんと3人で話したことを思い出した。あるショッピングセンターから私に、囲碁クラブ新設の依頼がある話をしたが、それが彼を本気でやる気にさせたように思う。
  菊池さんには津田沼囲碁クラブの開設で、お世話になった。ノウハウを教えてもらい、囲碁教室の講師にもなってもらった。あれからもう26年。多くの後援者と囲碁ファンに支えられてここまでたどり着くことができた。
  河野さんは西東京の保谷に開設する。ここでも菊池さんは講師。2人は仁風会でも講師を務め、いいコンビだった。
  「天空囲碁くらぶ」という。名前もいい。開設おめでとうございます。
(08/04/26)

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 カラタチの花が咲いたよ(北原白秋・作詞)は、寂しい余韻が残る味わいのある歌だ。
  津田沼にある千葉工大北口門の両側には、カラタチが植えられている。この間までとげばかりだったが、ようやく可愛い若芽が出てきて白い花も咲いてきた。
  カラタチのとげは、昔は有刺鉄線の代わりだった。というのも大学一帯は旧日本陸軍・鉄道連隊の敷地で、レンガ造りのいかめしい門はその頃のもの。国の登録有形文化財に指定されている。
  先日アマ囲碁名人戦の予選が行われた。津田沼会場では高校生や大学生などの若い人たちが目についた。県代表経験者も多かったが、若者たちの活躍ぶりには、正直驚いた。代表の座を奪った高校生もいた。全県的にも若者たちが大活躍だった。
  津田沼はモリシアのオープンもあって、元気のいい若者たちが闊歩し、街は活気づいている。
  春の息吹を感じる。
(08/04/19)

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満開の桜が散ってしまったが、これからが百花繚乱。八重桜も出番だ。
  囲碁界は河野臨天元や謝依旻女流名人・本因坊などの若手が台頭、それに四天王の中堅がし烈な戦いを繰り広げている。その中ではベテラン趙治勲九段がキラリと光る。棋聖戦で惜しくも敗れたが、山下棋聖に挑戦した七番勝負、張栩名人とのNHK杯決勝戦、どちらも激烈な戦いでファンを魅了した。
  この趙十段への挑戦権を獲得したのは高尾秀紳本因坊。十段挑戦五番勝負は囲碁界の注目の的だった。初戦から息をつかせぬねじり合いの連続で見ごたえ十分だった。
  結果は高尾本因坊が三連勝で十段位を奪取、本因坊と十段の二冠王に。四天王の中では初の十段位獲得。五年前に破れていただけに念願のタイトル。藤沢秀行名誉棋聖譲りの「手厚い碁」でしっかりと十段位を奪取した。高尾さんおめでとうございます。
(08/04/12)

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朝早く出かけた。九段下から昭和館を過ぎると、清水濠にせり出した満開の桜と紫色の諸葛菜がいいコントラスト。田安門から千鳥ヶ淵に向かう人の流れもゆっくりで、観光の外国人でにぎわう。
  携帯で撮った写真をメールで送ろうとしたが、なかなか思うようにいかない。ちゃんとマスターできていないとは、何とも情けない。
  囲碁クラブに帰ると、「初段突破」囲碁教室が行われていた。講師の堀江哲先生は人気者で、生徒さんも増えている。先日、堀江先生は日本棋院で「普及活動賞」の表彰を受けた。そのことを皆さんに披露すると、割れるような拍手。
  「あの先生は教え方が本当にうまい。あんな先生はなかなかいない」
  Kさんがそっと教えてくれた。生徒さんも粒ぞろいのような気がする。今日は4月の初日、新学期の始まりだ。囲碁教室の皆さんはで張り切っている。(08/04/05)

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 第80回選抜高校野球が今日、22日開幕。囲碁クラブに来ているNさんが教えてくれた。
  「安房高は大したものだ。OBが生徒たちを甲子園に招待だってよ」
  21世紀枠で甲子園出場の安房高校。創部108年目の快挙に生徒は大挙して球場にくりこむそうだ。
  ネットにも出ていた。X JAPANのリーダーYOSHIKIが、母校・安房高校の応援に全校生徒約800人をアルプス席に招待するため、費用総額1000万円を寄付したという。22日の大会初日には、「28日から3日間、 再結成の東京ドーム公演が控えるが『強引にでも行きたい』」と言っているというのだ。
  安房高校もいい先輩を持った。こうなったらいい試合を見せてもらいたい。
  県内からは千葉経済大付属高校も出場する。高校生らしい、はつらつプレーで春の幕開けといきたいところ。
(08/03/22)

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 高尾秀紳本因坊が趙治勲十段に挑戦する「第46期十段戦」五番勝負が始まった。第1局は6日、新潟県岩室温泉「高島屋」で打たれた。
  中盤から激しく切り結んだ戦い。PANDA・NETで実戦の進行を見たが、次の一手の予想はなかなか当たらない。勝負は下駄を履くまで分らないというが、形勢は読めず。187手で黒番の本因坊が中押し勝ちした。
  われらがホープ・高尾本因坊。名人位を張栩に取られはしたが、立ち直ったようだ。十段位奪取に向かって、幸先の良いスタート。高尾がここから連勝するか、熱血漢の趙が棋聖挑戦手合七番勝負とのかけもちタイトル戦をどうしのぐか。これからが正念場だ。 
  外はようやく春めいてきた。まちに待った桜の開花もすぐそこ。十段戦挑戦手合五番勝負は毎年この時期に行われる。第2局は27日、愛知県の西浦温泉「旬景浪漫 銀波荘」で。(08/03/15)

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13日、「モリシア津田沼」がオープンする。その隣、千葉工大には22階のノッポビルが屹立した。もう一棟建って、ツインビルになるそうだ。
  千葉工大に向かって、習志野1中の方から幹線道路ができるという。そこを軸に35fの広大な開発が始まる。
  もとはほとんどが畑だった。農業後継者がいないという事情もあって、首都圏では最後と言われる「広大なJR駅前の開発」が実行されることになった。不動産会社が土地取得をめぐって争奪戦を繰り広げている。5年後にはすっかり変わってしまうのだろう。
  それに先駆けて、「サンペデック」は「モリシア津田沼」に変身する。新装した低層棟にはイオン、TSUTAYA、ヤマダ電機など約100の新しいテナントが入る。すでにオープンしているところもある。こちらのショッピングセンターは「モリシア津田沼」となります。どうぞお間違いなく。 (08/03/08)

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桐谷正雄さんが1月の終わりに倒れて入院されたが、薬石効なく永眠されました。
  桐谷さんはJR勤めでした。リタイア後は仲間との碁や旅行が楽しみだったようです。津田沼には多くの囲碁仲間がいました。囲碁は形勢判断が明るく、地合の計算も的確でした。人望厚く津田沼支部幹事もしていただいておりました。大きな堂々とした体躯でした。
  職場での技術力は高く、技術交流に海外にも何度も出張されたようです。仲間の評判も良く、気の合った同僚たちとよく旅行されたようです。今年も春の旅行の相談がもち上がっていたところだったと聞きました。
  カラオケも得意で、一度始まると夜遅くまで歌っていました。「終着駅は始発駅」が思い出の曲だと、毎回聞かせてもらいました。 桐谷さんとは天国でまたゆっくりと囲碁のお手合わせをお願いしたいと思います。ご冥福をお祈りいたします。
(08/03/01)

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 第55期囲碁王座戦挑戦手合五番勝負(日本経済新聞社主催)は山下敬吾王座が関西棋院の今村俊也九段を3勝1敗で下し、タイトルを防衛した。帝国ホテルで開かれた山下王座の就位式には200人が駆けつけたそうだ。そのうちの1人、「『超』ベンチャー企業」の著者・上坂且さんは、挑戦して敗れた今村九段を褒めていた。
  今村九段は、苑田勇一九段門下生で、これから関西棋院を盛り上げていく人材と目されている。
碁聖挑戦者、新人王戦優勝、新鋭トーナメント優勝。棋聖戦リーグに4期、 名人戦リーグは3期、本因坊戦リーグに1期在籍。秀行塾で鍛え、「西の今村」と言われた。実力に加え、人物の評価も高い。奥様の今村康子さんはアマ強豪で、テレビなどに出てくる囲碁一家だ。 「関西棋院に今村俊也あり。すばらしい人物だ」
  上坂さんは感心していた。これから期待して見守っていきたい。
(08/02/23)

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 温暖化など地球環境が激変していると言われる。46億年前に誕生した地球もそろそろくたびれてきたのかも。環境サミットで世界の首脳が対策を考えるというが、気になるのは食の安全。
  最近、「ご当地産野菜」が評判と聞く。食問題で、自分の目で確かめられる近場の農産物が見直されているそうだ。人間は地球環境を壊してきた罪深い動物かもしれないが、そうかと言って害虫駆除の農薬を直接食べさせられたのではたまらない。日本の食料自給率は40%を切っている。農業を見直す時が来たのでは。
  ところで、白江先生が「美味い!」と褒めてくれたのは「上手そば」。毎月の「白江治彦八段特別教室」後は決まって注文。「ザルそば」もここでは「上手そば」と言う。「今度テレビで話してみよう」と先生。美味く宣伝してくださいよ。ハマコーさんも「俺はここに上手そばを食いに来ているんだ」とニッコリ。
(08/02/16)

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 立春過ぎても風は冷たい。だが日比谷公園ではロウバイが咲き、梅の蕾が膨らみだした。
  5日、松本楼で「第33回天元位式」が行われた。河野臨天元が山下敬吾棋聖の挑戦を退けて天元位を3連覇したのだ。来賓を代表して仁風会の菊池忠浩さんが挨拶する。仁風会(旧木谷会)といえば河野天元を育てたところ。菊池さんはそこで若手の育成に尽している。津田沼支部でも囲碁普及に力を入れている。
  会場2階ホールは祝う人で埋め尽くされ、舞台が見えないくらいだった。乾杯は師匠の小林光一九段。「張栩名人に聞いて知ったのだが、河野天元は創作詰碁の特技がある」と。天元は「布石をもっと研究して、ほかの棋戦でも勝てるように自分を磨きたい」と謝辞した。
  記念に天元と写真を撮ってもらった。「津田沼にも来てください」と頼んでみた。お父さんとも話したが、いい親子だ。これからの活躍が楽しみだ。(08/02/09)

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『いづれの御時にか…』源氏物語が生まれて今年でちょうど一千年。『紫式部日記』の寛弘5年(1008年)11月1日の条には、宮中で読まれていた記述がある。そこで先月、京都府などが「源氏物語千年紀委員会」を立ち上げた。この11月には京都国際会館で式典を開き、各地でも催しを行う。
  源氏物語には、囲碁の対局場面が登場する。紫式部は今で言う有段者の棋力があったと言われる。藤原文化が花開いたこの時代、清少納言の「枕草子」を読んでみても、やはり碁が打てたようだ。
  委員会は「この物語を幾十の世代にもわたって最も大切な宝としてきた日本人の文化―それらを21世紀の世界の人々にさらに伝えていきたい」と呼びかけている。
  世界に誇れるドラマチックなラブロマンス小説「源氏物語」。囲碁ファンの皆さんも、この機会にもう一度「源氏物語」を読み直してみてはどうだろうか。 (08/02/02)

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 暦は寒中、さすがに寒い。けれど皆さんは寒い寒いと言って、囲碁クラブに通ってくれる。成田や茂原などの遠方からも。碁仇と熱い戦いを繰り広げ、局後の盤外戦は丁々発止。なかなか負けてはいない。囲碁は「手談」とも言われる。まさに日本伝統のコミュニケーションだ。
  江戸時代は囲碁が盛ん。「篤姫」(NHK大河ドラマ)では囲碁の対局シーンが何度も登場する。日本棋院によると、第1回、3回、5回(2月3日)、 6回( 2月10日)、 7回(2月17日)は篤姫対肝付尚五郎、第8回(2月24日)尚五郎対島津忠敬、第10回(3月9日) 篤姫対島津斉彬、第11回(3月16日)、 17回(4月27日) 篤姫対尚五郎が予定されているという。対局シーンの指導は、梅沢由香里女流棋聖と桑原陽子五段。 
  第3回を見たが、当時は囲碁が生活の中に生きているといった感じだ。今後の展開が楽しみだ。 (08/01/26)


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 「第32期棋聖戦七番勝負」(読売新聞社主催)が12日開幕。会場は、日本人移民100周年を記念し、ブラジル・サンパウロのホテル「グラン・メリア・モファヘジ」だ。
  1908年4月28日、第1回日本人移住者781人を乗せた笠戸丸が神戸港を出て、約2ヵ月後の6月18日、ブラジル・サントス港に入った。それから100年。子孫は、現在では140万人、世界最大の日系社会を築き、ブラジル国内で高い評価を得ている。この記念すべき年を「日本ブラジル交流年」としている。
  ブラジルはBRICSという新興経済国の一つで、近年急成長を遂げている。最高賞金のタイトル戦「棋聖戦七番勝負」に誠にふさわしい。
  情熱的なサンバの踊りで迎えられた、山下敬吾棋聖と挑戦者・趙治勲十段は激闘を繰り広げ、140手で白番・山下棋聖が中押し勝ちとなった。 第2局は島根県益田市で1月30、31日に行われる。 (08/01/19)

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今年は干支の初めの子年。何事も初めが肝心要だから、大事な年だ。年男の新井田晃は張り切っている。
  「今年は活きのいいところを見せて、皆さんに元気になってもらわないとね。そのために毎日10`走っています。これが肝心なんですよ」
  96年に退職してから、国際マラソンを55回走破している。
  「途中苦しくて何度もギブアップしようとした。マッサージしたり、水をとったりしているうちに、気力がみなぎり、また走りだせる。そんなことが何回もあった」
  昨年の東京マラソンでは町会の人たちが応援に来てくれたそうだ。年賀状はシアトル・マラソンの写真だった。今年はバレンシア、クアラルンプール、プラハなど7回を予定しているという。
  「2、3年後には、大きな国際マラソンは全部走破しますよ。これが私の目標です。もちろん囲碁もやりますよ」
(08/01/12)

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新年おめでとうございます。十二支の初めの「ネズミ」年がいよいよ始まった。
  日本のプロ棋士で子年は四十七人。忠臣蔵の四十七士ではないが、石田芳夫段、酒井猛九段、村上晶英二段 、結城聡九段、瀬戸大樹六段などそうそうたるサムライがいる。いずれ世界に打って出るだろう。
  ただ、一つここらで、囲碁普及の大運動を起こしてはどうか。ネズミ算でどんどん増やして、世界中を囲碁ファンで埋め尽くしてもらいたい。そうすれば、地球温暖化の歯止めにも一役買えることだろう。
  その昔、囲碁は爛柯と言われていた。木こりが森の中で童子の打つ碁を見ていた。あまりに面白くて夢中で見ているうちに、斧の柄が腐ってしまったと言う伝説がある。
  そろそろ地球をいじめる開発の手は休めて、囲碁でもしてみたらどうか。洞爺湖サミットでも話題になればいいのだが。(08/01/03)

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恵比寿はすっかり変わった。恵比寿麦酒工場は船橋に移転し、サッポロビール千葉工場になった。その跡地に出来たのが恵比寿ガーデンプレイス。ここで15日、プロペア戦の準々決勝と準決勝が行われた。その前週の1・2回戦に行った篠原先生が、「良かったわよ」と言うので出かけてみた。
  16組中、残り8組。期待した梅沢由香里女流棋聖・黄翊祖七段組は関西棋院の坂井秀至七段・小西和子八段組に惜しくも敗れた。決勝に残ったのは河野臨天元・謝依旻女流本因坊組と趙治勲十段・大沢奈留美三段組。石田芳夫九段の予想では前者が優勝候補だ。
  趙「決勝進出は順当だが、今はなかなか順当にいかない世の中だから大変だった」
  河野・謝「予選で負けたので、リベンジしたい」
  決勝戦は年明けの2月2日。何とも楽しみ。クリスマスツリーがキラキラと輝く恵比寿を後にした。 (07/12/22)

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今年はまるでサッカーのような一年だった。一瞬たりとも目が離せない。囲碁は盤の上のサッカーだと思う。優勢と思っていても油断をすれば奈落の底に突き落とされる。
  9日、第86回全国高校サッカー選手権・千葉県大会決勝に行った。高校総体優勝の市立船橋と高円宮杯全日本ユース優勝の流通経済大柏の対決。全国一位同士の闘いが、全国都道府県・最終戦となって注目の的だった。
  応援席で市船のお母さんたちが配る麦茶は温かい。「応援をお願いします」「頑張りましょう!」
  風が強い。流経柏は深紅色。船橋は青。ブラスバンド、チアガールも入って全力投球の応援。後半終了間際、流経FWが風下の市船ゴールへシュート、キーパーがクリアしたが、フリーになっていたFWが押し込だ。一瞬の出来事だった。   激動の21世紀。渦の中に巻き込まれている感じがする。(07/12/15)

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  若手の活躍が目立つ中でピカリと光るベテランがいる。趙治勲十段だ。43期から45期と連覇し、今は挑戦者待ち。
  第33期囲碁名人戦挑戦者リーグにも顔を出す。先日の石田芳夫九段、加藤啓子女流名人、王銘九段の「展開予想対談」によれば混戦模様という。リベンジを狙う高尾紳路本因坊、若手の井山裕太七段、黄翊祖七段、そしてずぬけた実力の趙十段。
  趙十段は韓国出身。獲得したタイトル数は71で史上最多。83年に棋聖、名人、本因坊の三大タイトルを 独占。史上初の「大三冠」となった。棋聖は通算8期の在位で、あと2期で藤沢秀行、小林光一に続く3人目の名誉棋聖の称号を獲得する。
  第32期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)の挑戦者決定戦では張栩名人に勝った。山下敬吾棋聖との 勝負は新年1月12日開幕だ。見ごたえは十分。若手の台頭の囲碁界にあって、50代のタイトル保持者は頑張っている。 (07/12/8)

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東邦大学で梅沢由香里客員教授の囲碁講座を応援も兼ね見学させていただいた。教室は情報科学科らしくパソコンがずらり。大型スクリーンは3基もあった。講座の担当は同学科の小林治教授と塚田真教授で、対局ソフトは塚田教授が作ったという。これがなかなかうまく出来ている。
  9路盤での講義の後はお隣り対局で、私の隣はちょうど小林教授。張り切ったのだが、見事に負かされてしまった。
  19路盤対局は、例の「決め打ち碁」で布石から中盤まで進み、あとは隣同士の対局に。最後は梅沢先生と学生の対局、30目のコミダシで梅沢先生の7目勝ちとなった。講座は1日90分授業2枠でこれが3日目。それだけで19路盤に入るとは速い。学生のほとんどが自分たちで打ち進めていた。
  来年もまた梅沢由香里囲碁講座を開いてもらいたい。参加した約50人もそう期待していることだろう。(07/12/1)

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  88年、中国・西安で第1回国際親善囲碁大会が開かれた。あれから20年。大雁塔、兵馬俑、華清池、鐘楼、みな懐かしい。
  今年の訪中囲碁使節団(山下功団長)が12日、帰国した。深せんや貴陽、西安を訪ね、丁重なもてなしを受けたと団員の宮田昭夫さんに聞いた。
  「私の年齢にみんな驚いていたよ」
  宮田さんは79歳、団の最高齢。相手は若年層が多かった。
  「13歳の少女と打ったが、見物が多かった」
  街はビルの建設ラッシュ、日本車が目立つ。若者のスタイルは洋風となり、治安は良く、生活レベルは大幅に向上しているという。
  西安の公園に「友好の碑」(大橋和夫書)があり、そこに私の名前も入っていたそうだ。そういえば、碑の制作にわずかだが寄付をしていた。今度機会があったら、ぜひとも見に行きたい。
  使節団の皆さん、お疲れ様でした。(07/11/17)

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明日、年納めの大相撲九州場所が始まる。土俵外では騒動続きだが、21歳の豪栄道や横綱・白鵬など若手に期待。
  ところで、「八百長」の語源は、大相撲・七代目伊勢ノ海親方に由来する。
  親方は囲碁が好きだった。出入りの野菜売りは囲碁をたしなむので、お気に入り。名前は八百屋の長兵衛。略して「八百長」だ。
  相撲取りは食がいいから、商売上々。親方の世話で八百長は、相撲茶屋・島屋の株を買い、大繁盛した。
  ある日、親方が開く碁会所で、本因坊と八百長の対戦が行われた。
  すると八百長は、普段と違って見事な打ちまわし。伊勢ノ海親方と打つときには、わざと下手に打っていたのだ。
  「嘘打ち野郎め!」
  親方はカンカンに怒った。
  そうして、親方衆への接待わいろを「八百長」と言うようになったそうだ。(07/11/10)

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 昔から天下国家を論ずる政界には囲碁愛好家が多いようだ。
  囲碁の誕生は数千年前。中国では孔子や孟子が囲碁を奨励した。『三国志』の蜀の武将・関羽は、腕に刺さった矢を抜くのに、囲碁を打ちながら手術を受けたという。日本の戦国武将も囲碁好きで、信長、秀吉、家康は名人・本因坊算砂の指導を受けた。
  10月28日、政界きっての打ち手という自民党の与謝野馨・前官房長官と民主党の小沢一郎代表が、公開対局を行った。
  与謝野氏は、官房長官当時の記者会見で「小沢氏を囲碁の世界で指導している」と発言した。これを聞きつけた日本棋院が囲碁決戦を企画。両氏の熱戦は、約2時間半余に及んだ。局面は二転三転とめまぐるしく展開、小沢氏が15目半勝ちした。
  対局後、与謝野氏の「この結果が報じられると思うと暗たんたる気持ちだ。雪辱戦を」という記者団へのぼやきがユーモラス。(07/11/03)

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なんと! これは大変な碁盤である。豊臣秀吉が愛用し、徳川家康との対局に使ったとは。その碁盤の銘は「舞葡萄」。
  縦44・3a×横42・0a、高さ27・3a、たっぷりとした厚みと短い脚。材質は榧の根っこ。盤面と側面は葡萄の実が浮き出たような紋様で、安土桃山時代の一品だ。(水戸徳川博物館所蔵)
  盤は、国立東京博物館・平成館で開催中の「大徳川展」に展示されている。ほかにも、徳川将軍家、尾張・紀伊・水戸の御三家、徳川家ゆかりの社寺の宝物など、300余点。「将軍の威光」「格式の美」「姫君のみやび」と、3つのテーマに分かれていた。
  質量に圧倒された。囲碁は徳川時代に大発展した文化で、お姫様のお輿入れ道具の「3点セット」になっている。3点セットとは、碁盤、将棋盤、双六盤。それだけ盛んだったのだろう。
  もう一度、じっくり見てみたい。(07/10/27)

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アンデルセン公園で緑化フェアが開催中。船橋にもこんな所があったのかとほっとした。
  公園は、様々なテーマで260団体の色とりどりの花壇でにぎわう。3日間通ったが回りきれない。よく作ったものだ。
  アンデルセンはデンマーク・オーデンセ生まれの童話作家。「アンデルセン像があるのはデンマーク以外では船橋だけ」と公園のガイドボランティア・奴田原さん。彼は、このボランティアのためにオーデンセを視察したという。熱心に様々な話を教えてくれた。 
  「どうぶつふれあい広場」には、ポニーを引いたかわいい娘さんがいた。
  「(体躯は)小さいけれど、このおじさんは21歳。私は20歳。子供の頃から動物が好きです」「私も田舎で馬を飼っていました。今では囲碁が好きで囲碁クラブをやっています。あなたは囲碁をしますか?」「子供のころに」   緑化フェアは11月4日まで。(07/10/20)

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久々に『週刊碁』を読み、感心した。
  「囲碁普及新機軸」と題した座談会。梅沢由香里女流棋聖、石倉昇九段、万波佳奈四段という顔ぶれだ。
  まずは囲碁を覚えるポイントを語る。
  「本より先生を目の前にすることが大事」「人と顔を合わたほうが絶対に楽しい」「やっぱり人との触れ合い」
  そして、プロの役割は「普及と研さん」という。ただ実状は、研究会で研さんは怠りないが、普及には足が踏み出せない。これからは「普及活動や教え方に積極的に取り組んでいかなくては」。
  8月、東大駒場博物館「はじめて出会う 囲碁の世界」で、「決め打ち碁」が行われた。3人とも「決め打ち碁」を推奨している。
  27日開催の梅沢由香里女流棋聖主宰「IGO AMIGO」(池袋サンシャイン)は、老いも若きも大歓迎だそうだ。それじゃあ、やっぱり行ってみようかな。(07/10/13)

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「中国では『好きが天才にする』と言う。皆さんに囲碁を好きになってもらいたい」
  そう話すのは囲碁上級教室の講師・馬亜蘭先生。中国囲棋協会の四段。日本に来て16年目になる。
  来日当時は日本が世界で一番強かった。あこがれの国・日本。内廼偉九段の後を追って来た。2人は上海からの友人で、今でも困ったことがあると電話で相談する。
  この間、久しぶりに上海に帰ったという。
  「建築ラッシュですっかり変わってしまって、道が分らない。タクシーにもなかなか乗れない。もうびっくりです」
  「弟は学校で囲碁を子どもたちに教えています。大人は会社か家で打っています。碁会所は見かけないですね」
  11月、「呉清源・極みの棋譜」がロードショーで始まる。上海国際映画祭で監督賞と撮影賞を受賞した。   「ぜひ見に行ってください」(07/10/06)
 
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関西棋院の塩川正十郎理事長の音頭取りが冴えている。
  今年に入り、横田茂昭九段が張栩碁聖に敗れはしたが、碁聖戦の挑戦者に。名人戦リーグで坂井秀至七段が残留、棋聖リーグは今村俊也九段が出た。
  秀逸か、殊勲賞と言うべきか。今村九段が第55期王座戦の挑戦者に躍り出た。挑戦者決定戦の相手は張碁聖。今村九段は初手に3分かけた。世界一厚い碁でならしている長考派。終盤秒読みに追われるも、一目半の勝ちを収めた。10月26日からは山下敬吾王座との五番勝負が始まる。
  関西棋院の渉外担当理事でもある今村九段。渉外は、さしずめ「関西棋院の顔」。勢いのある関西棋院にふさわしい顔だ。
  先月、関西棋院に女流の新人・石井茜初段が誕生した。全国少年少女名人戦優勝、全日本女流アマ選手権優勝という看板をひっさげての登場だ。
  恐るべし! シオジイ関西棋院!(07/09/22)

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第32期囲碁名人戦挑戦手合七番勝負が始まった。高尾紳路名人に挑戦するのは張栩碁聖。昨年と同じ対戦相手だ。
  前期は張栩が名人位。挑戦者・高尾九段が4勝2敗で名人位を奪取した。新名人誕生を喜んだのは昨日のことのように思える。あれからもう1年がたったのか…。
  今回は9月6日と7日、広島で始まった。高尾名人はこう挨拶した。
  「原爆ドームを見てきました。原爆の悲惨さに、こうして碁を打てる幸せを感謝しています」
  ちなみに対局した碁盤は広島県出身の瀬越憲作九段が「秀麗」と揮毫したものだ。
  第1局は高尾名人が先番で4目半勝ち。幸先のいいスタートを切った。千葉県が産んだ希望の星の連覇を願う。
  第2局は9月19日と20日に松本市。日本を代表する両棋士の力の入った名局を期待したい。ゆっくりと並べられる棋譜が楽しみだ。(07/09/15)

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「休館日」とは、うっかりしていた。
  朝起きると、青空が広がっている。いよいよ秋空になってきた。
  「今日は出かけよう」
  9月4日、東大駒場博物館へ。「はじめて出会う 囲碁の世界」(9月17日まで)が会期中だ。東大は「囲碁講座」があることでも、今話題の場所。ちょっとのぞいてみたい。
  快速で品川駅、渋谷から井の頭線で駒場東大前駅へと小旅行。大学の門の前に立つと、正面には時計台が見えた。ここで「囲碁」とは、似合っている。講座の講師は梅沢由香里女流棋聖で、なんとも贅沢。「東大生は恵まれているなあ」なんて思ったが、実は希望者は誰でも入れる。
  いざ!校門をくぐり、近くにいた守衛さんに案内書を示した。
  すると守衛さんはにっこり笑った。
  「火曜は休館日ですよ」
  え!え? あわてて案内書を見返す。確かに「休館日」となっていた。(07/09/8)

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「こんなイベントは、4千年の囲碁史上で初だと思います」。
  主催者を代表して、女流棋聖・梅沢由香里が熱くメッセージを送っている。10月27日、池袋のサンシャインで、IGO AMIGOが開かれる。2年前から続く「若者の囲碁祭典」だ。
  「もっと発信力のあるイベントをやりたい」「今までの囲碁界になかったような斬新な内容のものをやりたい」。そんな想いで数ヵ月練りに練って、斬新で魅力的な構想が生まれた。「囲碁マニア王選手権」「爆笑トークライブ、勝負師たちの午後」「囲碁のある風景 写真コンテスト」「噂の○○九段の社交ダンスショー」などなど。囲碁ファンはもちろん、囲碁を知らない人でも、この熱意を知れば、お祭りに参加してみたくなるに違いない。
  運営委員の熱意にほだされて、津田沼も微力ながら応援させてもらうことにした。
  「どうぞ応援してください」。(07/09/01)

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水口さんが出てきた。前に津田沼囲碁クラブ創立20周年「囲碁文化史展」で、協力してくれたのが水口藤雄さん。「囲碁文化史」(日本棋院)でも知られている。
  「囲碁研究」(9月号)に「江戸囲碁ルネッサンス」と題し、本因坊算砂を紹介している。本因坊算砂は1559年に京都長者町の舞楽師の家に生まれた。8歳で叔父・日淵の法華宗学僧に仏門入り。法名は日海といった。
  「京都に本因坊という僧あり、碁将棋ともに能くす。本因坊に及ぶ碁将棋衆なし」(伝信録)
  日経夕刊の「地の日 天の海」(内田康夫)にあるように、信長の仏教弾圧は残酷なまでに厳しかった。「もしこのとき本因坊算砂が法難によって命を落としていたら、江戸の碁、現代の碁は大きく様変わりしていただろう」と水口さん。幸いにも難を逃れて信長、秀吉、家康に仕え囲碁の指南をし、別格の扱いを受けることが出来た。(07/08/25)

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 8月初旬に箱根で「盤樹の森」が開かれた。盤樹とは碁盤や将棋盤を作る樹・カヤのこと。そのカヤがどんどん減り続けている。だから、植樹祭や囲碁将棋大会などのイベントを通じて、カヤの樹の森を作ろうと呼びかけている。
  そこで第3回東日本都市対抗囲碁大会も行われた。東日本17都県から18チームが参加。小学生からシニアまで、1チーム7人。千葉は鈴木、中西、田辺、川上、西村、中川、高尾だ。予選を枠抜けした4チームで決勝トーナメント。準決勝で静岡に勝ち、いよいよ決勝は横浜と。だが惜しくも敗れ、準優勝だった。
  子どもたちの活躍が目立った。それもそのはず、西村君は高校総合文化祭・優勝者。中川君と高尾君は小学生・県代表だ。川上さんは津田沼囲碁道場秋場所で活躍している。
  「楽しかったですよ。子どもたちに助けられました」
  感想を聞くと、嬉しそうに教えてくれた。(07/08/18)

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「呉清源(極みの棋譜)」の試写会に行った。呉は碁の神様と言われているだけに、その生き方は注目だ。28年、瀬越憲作に見出され来日。33年には盟友の木谷実と地獄谷温泉で「新布石」を発表し、ブームを起こした。 36年には日本国籍を取得。日本棋院の昇段試合は8戦全勝。結核が再発、療養所生活を余儀なくされた。戦況が激しくなり精神的な拠り所を求めて、新興宗教に入信した。
  62年前、東京はB29の爆撃で焼け野原となり、日本棋院は全焼。瀬越の田舎(広島)で第3期本因坊戦が行われた。この時、広島支部の人や瀬越の息子も原爆の犠牲になった。呉は新興宗教に矛盾を感じて脱退。恩師の瀬越の自殺はショックだった。盟友木谷も亡くなった。
  「私の一生には、真理と囲碁しかない」と呉。日中合作映画「呉清源(極みの棋譜)」はこの秋、全国公開。囲碁ファンの期待にこたえる名作となった。(07/08/11)

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 直木賞作品が発表された。松井今朝子の「吉原手引草」(幻冬舎)。絢爛豪華な花街・吉原とは? 出歯亀気分でのぞいてみたくなった。花街の役どころは多彩。茶屋の内儀、番頭、新造、見世番、床回し、船頭、女衒など。それを取材する当時の戯作者・十辺舎一九もどきのルポライターの語り口も面白い。肝心要は花魁。葛城花魁をめぐり、物語は展開する。
  この花魁の部屋には碁盤が置いてある。客と花魁は囲碁の勝負でもめたようだ。こんな感じかも。   「待ったはだめじゃ」
  「平様、3度までは目をつぶってくんなまし」
  なんて。囲碁ではよくあることだが、一種の痴話げんかだろうか。
  葛城花魁はごひいきのお客・札差の平様に負けると悔しがった。士農工商。武士の天下だが、矛盾も多かったようだ。なんとなく吉原を疑似体験した気分になった。深い淵をのぞくような、ちょいと興味深い世界だ。(07/08/04)

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久しぶりに千葉の星野幸彦さんが見えた。20年前、津田沼囲碁クラブに李青海七段を連れてきた人だ。会社の囲碁部で呼んだプロ棋士の一人が李先生だった。
  「日本で囲碁を教えたい」「それでは津田沼囲碁クラブがいいでしょう」
  そうして今日に至っている。今では先生の教室は満員盛況だ。
  星野さんの友達にはJリーグの川淵キャプテンがいるそうだ。
  「彼みたいにやってみたいね」「あなたも一緒にやりましょうよ」
  囲碁をサッカーのように世界のスポーツにしたいと遠大な構想を描いている。彼はビジネスで世界中を駆け巡ってきた。有力な人脈もある。まだ現役だが、そろそろ世界規模の構想をスタートさせる時期ではないだろうか。日本囲碁界を是非とも活性化させてほしい。
  「全日本に出た娘さんは今どうしていますか?」「二人目の子供が生まれるから大変だよ」(07/07/28)

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今月の「私の履歴書」(日経新聞)は長島茂雄・ ミスタージャイアンツ。「長島は俺の同級生」と、山本正雄さん。佐倉の中学・高校時代、同じ学び舎だった。その中学の校舎は戦前、陸軍連隊の兵舎。戦争中、連隊はグラマンに攻撃されたという。
  「機銃掃射は怖かった」 山本さんは、成田街道沿いにあった家が撃たれると思って必死に逃げたが、実は佐倉連隊を狙っていたそうだ。
  「長島とはよく遊んだ。面白くない授業のときは一緒にサボって、将棋なんかを指したものだ」
  「囲碁は学校でも打てる人は少なかったな」
  盛岡の高等農林から帰ってきたお兄さんが、弟さんたちに手ほどきしてくれたそうだ。三人兄弟とも碁を打つ。
  山本さんは囲碁大会のチャンピオン戦で何度も優勝している。指導碁も打っている。
  「長島は確かに運動神経が抜群だったね」と目を細めて話してくれた。(07/07/21)

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 久しぶりに田中勇さんが来た。藤波小道具の社長を退き、副会長に。21歳から勤めはじめ、55年になるそうだ。
  「今は少し楽をさせてもらっています」
  「熟練の職人さんには腕を生かして69歳まで働いてもらっています」
  「長い幕間のときは囲碁がいいですね」
  裏方の仲間同士で打ち息抜きをするそうだ。田中さんは有段者の腕前。
  ニューヨーク公演のときは、なんと市川団十郎と囲碁を打ったという。なんとも羨ましい。どんな碁だったのだろうか。
  「日経おとなのOFF」(8月号、日経ホーム)の「日本の伝統芸能・歌舞伎」に、「小道具は役者さんが役に気持ちよく入っていけるように、素材や作りに気を使います」とある。
  「助六」が傘を差して花道に現れる。市川家の杏葉牡丹の紋を目印に美しいポーズを披露する。この傘を作るのに日本全国の職人を訪ね回ったそうだ。(07/07/14)

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7月1日曇り。三連覇を果たしたばかりの高尾紳路本因坊(30)が、夫人を伴い津田沼囲碁クラブに現れた。
  歓声がわき起った。もみくちゃの大歓迎。対局中の人たちは手を休め、「おめでとう」と惜しみない拍手を送った。 
  クラブは祝賀会場に早変わり。椅子席を増やしても足りず、後方には立ち見の壁ができるほど。立すいの余地もない。ハマコーさんも駆けつけた。「三連覇に乾杯!」。花束贈呈、そして対局の解説会に。
  解説は決定打の最終局。山下功・少年少女囲碁連盟会長の司会進行で、会場からは質問がどんどん飛び出す。本因坊のご両親からも。普段は見ることのない貴重な機会だった。
  写真係は、梅雨を吹き飛ばさんこの熱気をカメラにおさめようと、狭い所をあちらこちらと駆け回ったが、はたして上手く撮れただろうか。結果はホームページをご覧ください。(07/07/07)


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