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屋敷・花咲まちづくり会議
「市の花」だからこそ「名所」に  
アジサイで故郷づくり


習志野市の花「アジサイ」。70年に制定されたが、市内には、これといった「名所」はない。だったら自分たちの手でつくろう。屋敷・花咲地区の住民や学校関係者で作る「屋敷・花咲まちづくり会議」が、地域の美化活動もかね、アジサイの花壇づくりを始めた。

4月28日、屋敷ふれあい公園に集まったのは、屋敷・花咲地区の住民、屋敷小教員、PTA、屋敷幼稚園の父母など28人。公園の花壇のほか、小学校と幼稚園に合わせて100株を超えるアジサイを植えた。
  アジサイの花壇づくりの準備は昨春から。習志野市の「地域花いっぱい事業」の一環で、住民の活動に市が助成する。
  何を植えるか―。「屋敷・花咲まちづくり会議」で出た一つの声がきっかけになった。
  「習志野に越してきた20年前から思っていた。アジサイは市の花。なのに、わざわざ他市まで見に行くとは…」。
  確かに、同市内には、観光客が来るような「名所」と呼べる場所はない。
  「屋敷・花咲だけのまちづくりだけでなく、市全体のまちづくりになる。アジサイで、きれいな故郷づくりをしよう」と、同会議の越智桂議長を中心に意見がまとまった。
  その声に、地区内の屋敷小や屋敷幼稚園が賛同。公園のほか小学校や幼稚園へのアジサイの植栽が決まった。
  「多くの人に観てもらいたい」と、植栽の場所は、通りに面した塀の外と水路の間など。そのため、花壇用ではない硬い土で、土壌づくりから始めるなど作業には半年以上を要した。
  「一歩一歩、みんなで作業することで、会話が生まれた」と事業担当の片岡哲雄さん(67)。
  一帯は、50年ほど前から宅地開発が始まった新興住宅地。人間関係の希薄さはここも例外ではない、という。ただ、こうした花壇づくりなど、地域で取り組み、街が心地よくなることで変化して行かないか。片岡さんたちは「みんなで少しずつ取り組めば、街の美化も進む。休日に若いお父さんなどが、顔を出してくれれば」と、地域への呼びかけにも力を入れるつもりだ。
  「『市の花の名所』を育てようという夢に、多くの市民を巻き込んで地域づくりにつながれば…」、越智議長はそう話す。(2007/05/12)

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