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みんなのいえチャオ
障害、高齢、子育て…
近所の「支え合い」の拠点に



昨年、芝山6にオープンした「みんなのいえチャオ」(中村郁子代表)は、子どもから高齢者まで、障害のある人もない人も、「ほっと一息つける」一軒家。介護や見守りが必要な人の生活を、地域で受けとめていこうという。必要なのは、「近所の支え合い」。それにはまず、地域の人たちの交流が必要だ。昨年夏から、障害者や高齢者の預かり、趣味のサークルなどへの部屋貸しを始め、同12月にNPO法人化。緑のテントが目印の「いえ」は、今、地域にとけ込み始めている。

 「少し顔色が悪いね。気分転換に散歩でもしてきたら?」。スタッフが、30代の女性に声をかけた。3年ほど自宅に引きこもっていたというが、今はチャオの常連さん。チャオに来る人は多様だから、毎日のタイムスケジュールや利用者一律の機能訓練などはない。スタッフが一人ひとりに目を配り、声をかける。ここは、あくまでも「日常」。お隣さんをふらっと訪ねる感覚を大事にする。
  この一軒家には、代表の中村郁子さん(52)と夫・恒夫さん(52)の長年の思いが詰まっている。恒夫さんの姉・好子さん(56)は知的障害があり、2人はその生活ぶりを長年見てきた。
  「通所施設と自宅の往復が専ら。近所の人と世間話をしたり、友達と喫茶店に入ったり、多くの人にある日常の一コマが、(姉には)なかった」(恒夫さん)。6年前、両親の家から好子さんを迎え、一緒に暮らし始めたが、「家族だけでは支えきれない局面が多々あることを実感した」とお二人。
  支え合いの拠点作りに目をつけたのが、自宅近くの中古物件。05年、「思い切って」購入し、郁子さんがケアマネージャーの職を辞めて開設準備に専念。恒夫さんも勤めの合間をぬって手伝った。
  今、チャオが提供するサービスは、見守りが必要な障害者・高齢者・子どもの預かりと宿泊。障害者に関しては、今月から、自立支援法の事業所指定を受け、支援費を使えるようにした。今後、高齢者の介護保険指定事業所を目指す。
  地域のサークルなどへのフリースペース(12畳)の貸し出し、月1回の「コミュニティカフェ」は、地域の多様な人々が出会う仕掛け。「カフェ」では、これまで、地域の歴史講座やクリスマス会など季節の行事企画し、30人以上が集まることもあった。
  「社会にはいろいろな人がいる。それぞれが、存在を認め合うことが、住みよい地域の第一歩」。だからこそ、こうした活動が意義深い。
  ボランティアを募集中。活動に関する問合せTEL(463)1708
(2007/04/14)

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