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木下街道抱える―
法典地区の交通対策
住民結束し「ミニバス」実現
地域課題に向き合う自信に
来月1日から運行される見込みの、藤原地域と東武野田線馬込沢駅を結ぶバス路線は、熱心な住民の活動によって開かれた。通称・木下街道(県道59号)の慢性的な渋滞と、駅にアクセスしにくい交通不便。地域の大動脈の問題に、地道に粘り強く向き合ったのが、法典地区自治会町会連合会(鈴木保男会長)のメンバーだ。
18日、新路線を走る予定の「フラワー号」が、法典公園に集まった住民に披露された。運行を前に、同連合会が開いた「祝賀会」の一コマ。住宅街のルートで小回りが利くように、投入されるのは30人乗りのミニバス。「桐畑」―「馬込沢駅」間2・8`を、15分前後で結ぶ。1日約80便、料金は150円均一だ。
実現までは約2年。発端は04年11月、木下街道の渋滞について、住民がテレビ番組で訴えたこと。「車の量を5%減らすことが、かなりの渋滞緩和につながる」とは共演した久保田尚・埼玉大教授。ミニバス案は、番組内で紹介された、マイカー利用者の「乗り換え策」だ。
同連合会の近藤正司・桐畑町会長(70)によると、木下街道の渋滞が気になりはじめたのは、10年ほど前。周辺のマンション建設や中山競馬場の混雑など、要因はいろいろ考えられる。間違いなかったのは、「住民の不便や歩行の安全に、早急な改善が必要なこと」(近藤さん)だ。
番組出演後、同連合会では「交通安全対策委員会」を発足。そこでは、バス導入に加え、木下街道の歩行の安全確保などについて話し合った。
メンバーは、国道14号との「北方十字路」から、県道船橋・我孫子線との「馬込十字路」まで4・3`について、歩道両側を歩いて危険箇所を調査。90a幅に電柱があるなど、極めて狭い場所を記したマップを携え、県や東京電力と交渉した。今、街道沿線で拡幅工事が進んでいるのは、働きかけの成果でもある。
ミニバスについては、月1回のペースでちばレインボーバス鰍ニ協議。住民アンケートを元に、同社が決定したのが今回のルートだ。
「ミニバスの実現は住民の自信につながった。不法投棄や高齢化に起因することなど、まだある地域の課題にも向き合っていけそうな気がする」。同委員会の長も務めた近藤さんは、「フラワー号」を感慨深げに見つめた。
(2007/03/24)
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