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鎌ヶ谷・東部小
父母会の民営学童保育
自主運営で柔軟な親子のふれあい
我が子が「ただいま」言える場に
共働き世帯などの小学生が、放課後を安全に過ごすための、いわゆる学童保育。鎌ヶ谷市では「放課後児童クラブ」として、03年から公設公営でスタートした。ところが、東部小の学童だけは、父母が管理運営する公設民営のかたちをとった。スタートから3年、民営であることの意味は何なのか、父母たちの思いを聞いてみた。
当初は、東部小の学童を運営する父母会も公営化に向けて動いていた。ところが、市の提案と父母会の考え方にズレがあることが分かった。
最大の要因は、指導員の体制だった。
同校の学童は、子供69人に対し指導員5人。1日4人の指導員体制で、月曜から土曜の13時半から18時半まで開く。
一方、公営の場合は、たとえば指導員5人体制なら2倍の10人がローテーションを組む。市の非常勤職員は週30時間を超えて働けないからだ。
「日替わりの指導員では、子どもの安心につながらない」と父母会。 それまで同校の学童と関わってきた指導員たちも思いは同じだった。非常勤職員として市に採用されれば、自分たちの待遇面では改善されるが、「子供は、本当は家で過ごしたい。そんな家庭的な居心地の良さを大切にしたい」。民営での指導員を選択した。
自主運営を選択したことで、会計や運営計画の立案は、それまで同様、毎月、父母が一堂に会して行う。そして、夏休みには、親が指導員の補助を行うなど、学童に関わる父母たちの多忙さは以前と同じだった。
◇ ◇ ◇
公設以前、同校の半数にも満たない小規模の学童は、父母の関わりも思うにまかせず、運営に窮していた。公設公営により「救われた」学童は少なくない。
しかし、父母たちの負担が軽くなったことで、関わりの希薄化も招いた。運営は行政にまかせ、苦情だけを言う親が増えてきた。「イベントが減り、会議への参加率も悪くなった学童も見かける」(同市)という。
◇ ◇ ◇
好天のある日曜日、ピクニックではしゃぐ親子の姿があった。東部小の学童だ。父母会の裁量なら柔軟に親子の関係を楽しむことができる。
「親が関われば、子供たちは『自分を見てくれている』と感じる。自主運営で良かった」。学童に「ただいま」、とやってくる子供を見て、父母も指導員もそう感じている。
(2007/02/10)
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