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女性のための「創業塾」で学んだ人たち
習志野商工会議所が04年から始めた「女性のための創業塾」。これまでの3年間で、約140人が巣立って行った。受講者は30代〜50代のOLや主婦が多い。OLはさらなる飛躍と自立の道を、子育てが一段落した主婦は自己実現を。夢は描いても、実現への道のりには、いま少し時間を要するのかもしれない。それでも、この創業塾でノウハウを得たことで、採算ベースに乗せるにはどうすべきかなど具体化への道筋を考え始める女性たちも増えてきた。「リスクを負わないで、身の丈に合った商いができないか」。そうした女性たちの発想は街づくりに大切と同商工会議所。採算ベースだけにやっきにならない地域の空間が、「商い本位」だけでは成立しない新たなコミュニティの場を創出しようとしている。昨年の創業塾で学び、夢を実現した3人の女性に聞いた。
■ブティック「天使の部屋」原口千種さん
気持ちあれば見えてくる
京成大久保駅から徒歩5分にある自宅で、ブティック「天使の部屋」を経営するのは原口千種さん(55)。
普通の主婦だったが、エステ経営をする友人の「生き生きした姿」にあこがれ起業した。
塾では、税の仕組や法律、仕入れ方法など、次々に湧く疑問を、女性の起業支援団体『WWBジャパン』や女性起業家らが、親身になって答えてくれた。
「『何をやるか』は、動きながら見えてくる。『やりたい』気持ちさえあれば起業できる」と原口さん。店は今月で1周年を迎え、順調な滑り出し。その経験を、今年は特別講師として後輩に伝える。
■出版相次ぐ管理栄養士・吉田美香さん
「地元貢献」ここから1歩
糖尿病メニューの本を数多く出す管理栄養士の吉田美香さん(33)。
受講以前から本の監修や講師を務めた経験はあった。だが意欲の高い同期の塾生たちを見るにつけ「自分はプロ意識に欠けていた」と気が付き、名刺を持ち歩くようになった。
この塾がきっかけで、その後、同商工会議所で講師を務めたことから県内での依頼が増加した。
かねてから考えていた「地元貢献」。その第一歩を、「この創業塾からを踏み出した」。
■ギャラリー&カフェの上ヶ島美幸さん
「人が集う癒しの空間」を実現
今年6月、上ヶ島美幸さん(34)はアートギャラリー&カフェ「咲いた咲いた」(津田沼1)をオープンした。
同期の塾生の「やる気」に刺激され、自分自身がほしかった「人が集う癒しの空間」が実現したのだ。そして今、ドールハウスやビーズなど趣味が高じた近隣の女性たちの手作り作品の展示販売やカフェ、サークル活動として利用できる女性たちの集いの空間となった。
「少しずつでも前へ進む充実感がある」と上ヶ島さんは、起業の意味をそう話す。
(2006/12/9)
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