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開始5年 商い超え、地域の情報発信
若い新住民の「街の入口」に


大久保商店街周辺を中心に地域情報を発信する「大久保インターネット商店街」が今年で立ち上げ5周年を迎える。01年度、習志野市の研究委託を受け、「IT活用事業」を展開したのがきっかけ。「単年度の地域活性化事業は、事業年度終了と同時に、立ち消える場合が多い」(習志野商工会議所)というが、同商店街のホームページ継続の要因を探ってみた。

市が、商店街活性化事業として委託したのは「IT活用事業」と同時に、「空き店舗活用事業」だった。当時のムードとしては、「IT活用は空き店舗活用のおまけのようなものだった」(事業参加商店主)という。
  活性化事業により、1年間で10店舗が開店した。一方、「IT活用事業」ではホームページを立ち上げた。商店街の個店紹介ページや、メールマガジン「大久保タイムス」の月2回発行など地道な作業を続けた。1年で個店登録数は105件、メルマガを14号発行したが、いぜん、「おまけ」の印象は残った。
  1年後の事業年度終了を迎え、メンバーから市商工振興課、商工会議所、大学教授らは抜け、支援資金も打ち切りとなった。継続するか否か、商店主たちは迷った。
  「これで終わらせるのはもったいない」。商店主と地域住民7人が資金を出し合い、任意団体の「大久保インターネット商店街」を設立。「やれる人間がやる方が、自由な視点で長く続けられる」(運営委員代表・鈴木和弘さん)と、リキみのない継続の方法を模索した。
  登録個店も無料から会費制へ変更した。当初は登録数が落ち込んだが、現在は101件にまで回復。アクセス数の伸びも順調だ。
  大久保地区は近年、高層マンションの建設ラッシュ。転居者の多くは若い年齢層。パソコンに慣れ親しんだ世代だけに、引越しの際は、地域の事情を知ろうと『大久保インターネット商店街』の閲覧に頼る。
  だからこそ、『商店情報』に偏らない、『地域の情報』の発信を心がける。店舗情報のほか、公共施設などの位置を知らせるるタウン情報、イベント情報などを掲載。将来的には、インターネット通販なども視野に入れる。
  5周年記念イベントは1等・グアム旅行が当たる「スタンプラリー」。5年間、積み立てた資金を充てた。「長くやっていると、何か形が見えてくる」と鈴木代表。
  まさに「継続は力なり」なのだ。
(2006/8/26

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