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障害者働ける 喫茶店地域にはなみずき
集い、触れ合い、支え合う…
優しさあふれる「たまり場」を
誰もが集える地域の「たまり場」を作ろう―。カフェの名前は「はなみずき」。年内のオープンを目指して今、障害者の親や支援者らが開設へ向け奔走している。30日からは、活動のアピールと資金確保などを目的に、船橋市民ギャラリーで「現代国際巨匠絵画展」(はなみずき設立委員会主催、ほるぷA&I協力)を開催。まずはここで「誰もが楽しめる場」を演出する。
設立委員会が目指すカフェは、まず、障害者の就労の場。そして、「やさしさあふれる地域」を願い、幼児から高齢者、障害の有無にかかわらずゆったりすごせる触れ合いの空間を創出したい考え。喫茶に加え、ギャラリーやイベントスペースとしての利用も視野に入れる。
事務局の與儀洋子さんは、多様な福祉施設に身を置いた経験から、人とかかわりながらいきいき働く障害者の姿を見てきた。「今、障害者の就職先と言えば主に作業所。もっと選択肢があっていい」。保護者らに促されるかたちで、與儀さんは前職を退職。携帯電話を窓口に設立委員会を立ち上げた。資金は当事者らの思い。「私の想いを受けとめてください」。命名はハナミズキの花言葉から。
カフェ開設の物件を探すかたわら、初めて取り組む事業「現代国際巨匠絵画展」は、二宮中の特別学級に通う池田綾乃さん(2年)が実行委員長を務める。ほるぷA&I(東京・千代田区)が全国展開するチャリティー企画で、長野の展示を見に行った池田さんが気に入った。ピカソやシャガールなど約130点。まさに「巨匠」の空間だが、「少しくらい声を上げても、絵を触ってもいいんです」。池田さんの母・則子さんは、障害の子を連れて美術館に行く大変さに照らす。気に入った人がいれば絵画を即売し、収益の一部をカフェ開設の資金に充てる。
障害者にかかわる制度がめまぐるしく変わる昨今、実行委員会が目指すのは組織としての「自立」。そのためにも、これから開くカフェは、地域の人々に広く受け入れられる「たまり場」に仕立て上げるつもりだ。
「高齢化、核家族化、近所付き合いの希薄化…。問題を抱えているのは障害者だけではない」と與儀さん。触れ合い、集い、支えあうことの大切さをこれからまちに提案する。
(2006/6/24)
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