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長年の保育実績に地域の信頼
擬似私募債で建設
「まえはら幼児教室」に自前の園舎
NPO「まえはら子育てネットワーク」(小手川京子理事長)の新園舎が完成し、6日、お祝いの会が開かれた。建設費用のほとんどが、擬似私募債の発行や募金という地域の協力で調達された。
擬似私募債「まえはらすくすく夢債」は昨年6月3日に募集開始。わずか1ヵ月間で園児の父母やOBなど69人が申し込み、目標額を上回る4070万円が集まった。同時に開設した募金も、目標額300万円を超え420万円(今年4月6日現在)に達した。
「48年の歴史と実績、信頼があったからこそ早期に実現できた」と小手川理事長は話す。
擬似私募債は、病院や組合など企業以外の組織や個人事業者が発行できる債券の一種で、03年の法改正でNPO法人にも利用が認められたが、まだ実施例は少ない。
「まえはら子育てネットワーク」の前身は60年に発足した「前原団地保育の会」。市内で最も早く造成された団地で、入居者の多くが子育て世代だった。周辺に保育施設は少なく、母親たちは結束し「乳児には良い保育を、幼児にはよい教育を」と自主運営を始めたのが「―保育の会」だった。64年には市立二宮保育園の設立に伴い幼稚園に代わる「前原幼児教室」を開設し、02年にNPO法人化。現在、2歳から小学生までの子どもたちを対象に活動している。
これまでは前原児童ホームや団地の一角を間借りしており、専用の園舎は長年の夢だった。
新園舎は4室で、砂場やシンボルツリーを植えた園庭があり「子どもたちがどろんこになって思い切り遊べる環境がやっとできた」と話す。
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