話題いっぱい第15回「千人の音楽祭」/明日、船橋アリーナ
多世代集うハーモニー
94年2月、船橋市総合体育館(船橋アリーナ)落成記念として、小中学生と市民団体の約1100人が参加して行われた「千人の音楽祭」。以来、実行委員会が継続し、今年で15回目。折りしも、市制70周年を迎え今年のテーマは「アレルヤ!船橋 The 70th」。このほど発見された70年前に作られたという「船橋市歌」が披露されるなど話題性もいっぱい。明日2月10日13時、船橋アリーナは音楽に包まれる。入場無料。
小学生から社会人まで
54団体、2300人参加
船橋市は、2月を「ふなばし音楽月間」とし、市内各地で音楽イベントを催す。その核となるのが「千人の音楽祭」だ。
アリーナには、吹奏楽、マーチング、合唱、邦楽、オーケストラ…と次々に登場する。場面転換がスムーズに進むよう会場に二つの演奏スペースを設けた。
圧巻は、聴衆も参加するグランドフィナーレ。今年は「アルプス交響曲」で始まるメドレーを、作曲家・樽屋雅徳氏がアレンジした。指揮を執る喜多原和人さんは、「高校のころから船橋吹奏楽団にお世話になった。故郷とも言える船橋に、プロとして恩返ししたい」と、4年連続で指揮を執る。
実行委員長の青木一郎さんは「音楽月間の集大成としての市をあげてのイベント。小学生から社会人まで、生涯学習として音楽を楽しんでもらう機会になれば」と話す。
参加者は、船橋市と隣の習志野市から、54団体、2300人を超える。
オープニングは中学生と社会人
編成のビッグバンドのスイング
今回のオープニングを飾るのは、「ふなばしスウィングオーケストラ」。市制70周年を記念して結成されたビッグバンドで、中心となるのは市内の中学生だ。
船橋市が誕生した70年前は、ベニー・グッドマンらの活躍する、ビッグバンド全盛期だった。今回の実行委員会で出た意見が「最近の音楽祭ではジャズ演奏がない」。04年の映画『スウィングガールズ』以来、中高生もジャズに興味を持ち始めた矢先、中学生に声をかけると、坪井中、古和釜中、習志野台中から合わせて17人が応募してきた。船橋吹奏楽団などと合流し28人のビッグバンドが編成された。
中学生にとっては定期試験期間中の練習開始となったが、全員参加の熱気。船橋吹奏楽団の船井洋一会長の指導で、結成わずか2ヵ月とは思えないまとまりを見せる。
曲は、戦前戦後を通して活躍した服部良一のヒット曲「蘇州夜曲」などをスイングにアレンジした。もちろん若者にはなじみはないが、フレッシュな中学生と大人の経験がどんなハーモニーを作り出すか楽しみ。
「市制70周年」としての話題は、法田中マーチングバンドによる「船橋市歌」の演奏だ。
37年に市の誕生を機に作られたもので、このほど、当時の新聞記事と共に譜面が見つかった。記事によると、作詞は公募により千葉市の山本昇氏が、作曲は市に縁のある乗松昭博氏が担当した。「おゝ玲瓏とみちわたる 光の都 船橋市」など、当時ならではの言葉遣いが興味深い。当日配布のパンフレットに、譜面と歌詞が掲載される。
|