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 ♪屋根より高いこいのぼり…。今は、屋根より高くならないようにした「ガーデンサイズ」や「ベランダセット」が主流だそうだ▼唱歌「こいのぼり」が登場したのが昭和6年(1931)行事の風景も、核家族や住宅事情など、時代の生活サイズに符合する。先日、車で南房総を走っていたら、屋根よりはるかに高い竿に、風車・吹流し・真鯉・緋鯉・青鯉、そして左右に幟を立てた風景に出会った。昔にタイムスリップしたような不思議な感覚があった▼歌は続く。♪大きな真鯉はお父さん…。実は、端午の節句の主役は男の子であり、大きな真鯉は男児のはずだった。こいのぼりの習慣が生まれた江戸時代は黒の真鯉だけだったが、節句の祝いがにぎやかになるにつれ、赤や青、緑などカラフルになってきた。唱歌「こいのぼり」も人々に親しまれ大きな真鯉はお父さんとして定着して行った▼風景に変化はあっても、いつの世も子供たちの健やかな成長を願うことに変わりはない。(08/05/03)

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 世界有数の長寿国となった日本。「寿」は喜ばしいこと。なのに、長寿が社会問題のように扱われるのは、何とも寂しい▼後期高齢者医療制度。なぜか慌てて長寿医療制度と改めた。従来の国民健康保険などから切り離し75歳以上のお年寄りらを加入者とした新しい医療保険。原則として年金から天引きで全員が保険料を負担する▼母は86歳。年金だけの独り暮らし。私の遠隔地扶養になっていた。しかし、この制度になったことで扶養からはずれる。不肖の息子の唯一の親孝行もこれで絶えた▼少子高齢化の急速な進展、税収不足などやむを得ない要因もあるが、民間企業が危機に陥ったら、商品値上げなどという安易な行為は選択しない。それが命取りになるからだ。何らかの創意工夫で乗り切ろうとする。「応分の負担」という大義名分の下、保険料の増額や年金受給額、受給年齢の見直しなど、ツケは国民に回される。それ以前にやるべきことがあったのではないか。(08/04/26)

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 今年から特定健康診査なるものが始まる。40歳〜74歳を対象にメタボリックシンドロームの早期発見と予防が目的という▼生活習慣病というくらいだから、現代は普通に生活しているだけで病気になるということか。だったら、生活を見直すしかない▼よくいわれる効果は有酸素運動。手軽なのが「歩行」で1日1万歩がよいとされる。日本人は1日平均2200iを摂取するという。そのうち300iは余分で、それを消費する歩数が1万歩という厚労省の計算。とはいえ、数字の達成より、歩く習慣を身につけるのが先決。無理なく生活に取り入れ、歩くことに抵抗なくなれば距離を長くするのは難しくない▼休日もウォーキングで楽しもう。県のホームページでは「ふさのくに歩いて健康マップ」というのを紹介している。「葛飾の名木めぐりコース」など県内の104コースを紹介。各コース約1万歩の距離を設定した。楽しみながら健康に、快適なこの季節を「歩く」きっかけにしたい。(08/04/19)

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♪月光仮面のおじさんは正義の味方よよい人よ―。団塊世代が小学生だったころ、「月光仮面」というテレビドラマが人気だった。毎回必ず、危機迫ったところで月光仮面が登場する。正体は祝十郎という探偵だと誰もが分かっていたが、劇中、最後まで明かすることはなかった▼子供雑誌、少年クラブにも連載され、発売日は裕福な子の家へ行って、数人で回し読みした。早く読みたいものだから、2人の子がほっぺたをくっつき合わせ、「めくっていい?」などと子どもなりに気遣いながら…▼原作者は、6日に亡くなった川内康範さん。月光仮面は「正義」ではなく「正義の味方」。これについて川内さんは、その著書『生涯助ッ人回想録』(集英社)で、「我々凡俗は正義そのものにはなれっこないから、せめて正義の手助けを」と。つまり、「正義の味方」にならだれでもなれる▼月光仮面が英雄だった団塊世代が、社会の一線から退き、新たな人生を歩み始めた。何かと物騒な世の中、しがらみが解け自由の身になって、当時身に付けた正義感で、地域を見守ってくれるといい。
(08/04/12)

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 寿退職で渡米した本紙の元記者から先日、メールが届いた。彼の地で初めて迎える春で、ワシントンの桜の写真が添付してあった。春には必ず桜の取材に行っていた彼女、きっと当時のことを思い出したに違いない。季節替わりの時期は過去の記憶を呼び覚ますが、とりわけ桜は鮮烈だ▼季節の花を意識すると春は駆け足。梅、桃、木蓮、辛夷、連翹、雪柳、枝垂桜、染井吉野、そしてこの後も、八重桜、躑躅、花水木、藤…と、開花には順番があり、咲く時期がずれても追い越すことはない。自然界は季節を忘れることなく、常に秩序とバランスを保ちつづけているものだとつくづく▼4月は、新生活のスタートの時期で、期待と不安が入り交じる。そんな時、ふと立ち止まってみるとそこに満開の桜。美しいものを目にすると人の心は豊かになり、瞬間でも不安定な日常から解放される▼花は今週末も持ちそうで、しばし散る桜を楽しみたい。
(08/04/05)

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国道14号は幕張インターを過ぎると幅広になり数ヵ所に歩行者や自転車のための歩道橋がある。しかし面倒なのか、歩行者の多くは、橋を避け、道路を横断する▼そこに昨年から、自転車専用の信号が設置された。その結果、横断する歩行者も以前に増して多くなった。夕方は高校生の横断が多い。部活帰りだろうか、デカバッグを肩にかけ「ちんたら」歩く。信号が赤になっても急ぐ気配もない。部活で疲れたのだろうか。それにしても覇気がない。もちろん筆者は「ちゃんとした」若者も数多く知っている。それ以上に無気力な行動の若者が目立つ▼この信号で、右折して14号に入ろうとする車は、信号変換ぎりぎりに数台通過する程度、夕方など信号の3〜4回待ちはざらだ。自転車の便宜を図り、スムーズな交通のための方策だったに違いない。しかし結果はこの通り。ルール無視、モラル欠如。人の社会を住みにくくしている一因がそれ。 (08/03/22)

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 「ウグイスの初鳴き」も、桜前線のように南から上ってくる。12日、船橋県民の森に問い合せてみたら、「今年はまだ聞かない」という▼春先のウグイスの「ホーホケキョ」はたどたどしい。デビューの若鳥は、前年の先輩たちの鳴き方を真似ようとするが、なかなかうまくいかない。この状態を「ぐぜり鳴き」という。ただ、ベテランの鳥も、半年休んでいたせいで春先は上手くない。練習を積んであの「ウグイスの谷渡り」になる▼「下手のまま」の鳥もいるという、県立中央博物館・生物音響学の大庭照代さんの話が面白い。市街地近くにいるウグイスは概してそうらしい。先輩の下手な鳴き声を若鳥も真似するから、上達がない。真似は「訛」もうつる。だから、ウグイスにも方言があり、例えば千葉と九州では鳴き方が微妙に違うという▼今週は春本番の陽気。「時にあらず」と控えていた鳴き声もそろそろ。そんな春の音を聞きに出かけませんか。(08/03/15)

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 映画「フラガール」では、失意のまま東京に帰ろうと列車に乗り込んだフラダンス講師(松雪泰子)を、教え子たちが追いかけてきて、今にも発車しようとする列車に向かって、習ったダンスの振りで引止めようとする▼かくして、駅は映画の舞台によく登場する。他にもあった。「鉄道員(ぽっぽや)」、「カサブランカ」、「ニューシネマパラダイス」…数え上げればきりがない▼本紙で05年10月から連載してきた「各駅探訪」(7面)も最終回。読者からの「ずっと続けて」の励ましで3市内の全駅を掲載することができた。振り返れば、県内の乗車人員は@船橋A柏B西船橋C千葉D津田沼、と、ベスト5に本紙エリアが3駅も。つまり、ここは首都圏の人的エネルギーの源なのだ▼駅は市民生活の断面を映し出し、世相を色濃く反映する場所。実に多様な人が行き交う。「各駅探訪」で、読者が駅との関係を改めて意識し、街への愛着が増したとしたら幸い。 (08/03/8)

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 季節を大きく外すが、「夕すずみよくぞ男に生まれけり」と詠んだのは、蕉門十哲の筆頭・宝井其角。その其角の忌日は2月30日とされている。閏年の今年は2月が29日。暦を無視すれば、3月1日は2月30日とも解釈できる。豪放磊落の奇人・其角に相応しい洒落というわけではない。当時の貞亨暦によるもの▼貞亨暦は貞亨2年(1685)から始まった暦で、それまでの中国の暦に代わる初の日本製暦。その後、何度かの改暦をへて現在の太陽暦になったのが明治6年(1873)だった▼これには有名なエピソードがある。年俸制だった公務員の給料は、明治4年に月給制に変わっていた。ところが明治6年は旧暦閏年で1年が13ヵ月。苦しい財政の中、1ヵ月分余計な給料を払わざるを得ない新政府が目をつけたのが、1年が12ヵ月で変わることない太陽暦だった、というわけ▼政府のご都合主義は今始まったことではないようだ。
(08/03/1)

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  話題には事欠かないのか、先週の東京マラソンについて、テレビ各局はこぞって伝える▼印象的だったのは、還暦で4時間を切った鈴木宗男衆院議員。ふだんよほど走り込んでいるとみえる。体調を気遣う家族の反対を押し切っての2年連続の完走は、北国生まれの粘り強さか。これまで、政治家としてイメージがよいとは言えないが、スポーツという場面では違う姿が見えてくる。パフォーマンスだとしても、走り切る気力。このエネルギーを政治家として、国民の利益のために使ってもらいたい▼それにしても、人はなぜこうも走るのだろうか▼筆者も、スポーツジムに通うようになって、ジョギングのまねごとを始めた。不思議なもので駆けるほどに欲が出る。負荷をかけ、時間を延ばす▼健康の効能以外に「走ることは自分との対話」と言った走者もいた。確かにふだん別々になりがちな心と体がこのときばかりは懸命に呼応している気がしないでもない。
(08/02/23)

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  中国産冷凍ギョーザによる中毒事件が連日、テレビや新聞で報じられている。発覚以来、以前からあった、他にもあると健康被害を訴える数は日ごと加算されていく▼被害者への応答窓口を開いたのは、JT、日本生協連合会、味の素冷凍食品、加ト吉、江崎グリコ、マルハなど、スーパーなどでもよくみる会社の名前がズラリ。こうして見るだけでも、私たちの食卓には輸入冷凍食品がかなりの部分を占めていることが分かる。ここにきて日本の食糧自給率38%を実感した▼これまでは、市場原理優先で回ってきた食糧事情、これをきっかけに転換する時代にきていないか▼幸い千葉県は、山海の産物に恵まれた土地。地産地消を実行に移す好機ではないか。かねてから叫ばれてきたが、スローガンだけが先行した感がある。美味しい県産物を鮮度の高いまま県民の口に入るそのためのシステムを考える時。今こそ、地域の出番がやってきた。(08/02/16)

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 首都圏で雪が降るのは、たいてい2月〜3月。この時期、西から南岸よりに低気圧が進んでくるためらしい。すると、雪は、北からやってくるのではなく、南の雲と北からの冷気とのハーモニーなんだ▼立春の日の4日、海老川沿いを歩いた。前日に降った雪が斜面の岸辺の所々に真綿をちりばめたよう。桜の花芽も、それと分かるような膨らみを見せ、春間近を知らせる。台風一過を思わせる快晴だったが、頬を伝う風は真冬のそれ。寒が明けてからも残っている寒さを「余寒」という。この期間の長さや気温がサクラなど花の開花時期を左右する▼「鎌倉を驚かしたる余寒あり」(高浜虚子)。温暖な鎌倉を驚かすほどの寒波がやってきた、ということだろうか。千葉県人なら、「鎌倉」を「房総」と置き換えても虚子は怒るまい▼積もるほどではないが、雪は週中にも舞った。春は名ばかりだが、自然が奏でる冬のハーモニーもそろそろ最終楽章。とりわけ、春が待ち遠しい冬だ。(08/02/09)

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NHKドラマ「ちりとてちん」は、上方落語を巧に挿入しながら、面白おかしく展開する。主役の貫地谷しほりさんの見事なドジぶり、硬軟織り交ぜた藤本有紀さんの台本が楽しい▼先日の場面で、「若者が、落語のオチが理解できない」というのがあった。今を考えさせられるシーンだ▼日本の文化や伝統を楽しく伝えていく意味でも落語は貴重だ▼古今亭志ん生の十八番に「火焔太鼓」があった。うだつの上がらない道具屋の噺。店先の薄汚い太鼓が天下の名品と分かり、殿様に買い上げられる。喜んだ道具屋、鳴り物は儲かる、今度は半鐘を仕入れると意気込む。そこで女房「だめよ、おじゃんになっちゃう」▼オチの説明は不粋なのは承知で、若者向けに…。半鐘とは火事を監視する火の見やぐらの警報の鐘。鳴らすと「ジャンジャン」。それと、全てが台無しになる意味の「おじゃん」をかけた▼腹の立つことが多い昨今、笑いは、社会の不快な部分を中和させてくれる。
(08/02/02)

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  偽装充満。少々のことでは驚かなくなった。神経がマヒするのが怖い▼今度は製紙業界だ。「古紙配合率40%」のはずの年賀はがきが、実際は1%。それだけではない、再生紙のコピー用紙やノートも。大手5社が同じように偽装したというから、あきれた「ぐるみ」だ▼ニュースによると、「他社は(高い配合率でも製品を)つくることができ、できないのは当社だけではないかという疑心暗鬼の気持ちがあったのでは」という、あるトップの発言があった。これでは、競っているのは「品質」ではなく「偽装」ではないか。他にも、配合率を上げての技術に限界あるとか、古紙の中国への輸出で不足したなどの弁明も聞かれた。そのような事情なら最初から実情を説明して方策を考えればよいのに▼「これは再生紙を使用しています」という出版物をよく見かける。それだけ国民は環境問題に神経質になっている。そんな良識ある人にも結果的に嘘をつかせることになった。
(08/01/26)

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 温室効果ガスとして定められたのは二酸化炭素、メタンなど6種類。太陽からの熱を地球に封じ込め、地表を暖める働きがある。その削減を求める京都議定書の約束期間が今年からスタートした▼地球温暖化対策推進法では、国、自治体、事業者、国民が一体となって取組むべきとした▼家庭では、電気消費量が増すほど電気供給元の火力発電所でCO2排出量が増え、石油ストーブや自動車の使用で直接的にCO2が排出される。家庭からの排出量は日本全体の約21%を占めるという▼家庭での省エネの継続に、環境家計簿の利用はどうか。家庭で使う電気、ガス、水道、ごみ、ガソリンなどの量にCO2の排出係数を掛けて排出量を換算する形式のものが多い▼環境省の事業「我が家の環境大臣」のエコファミリーウェブサイトでは環境家計簿を提供している。記録することは環境への意識を高めることにもなる。一度アクセスしてみては。(08/01/19)

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「かくて明けゆく空の景色、昨日に変りたりとはみえねど、ひきかえ珍しきここちぞする」。兼好法師は『徒然草』に、元旦の気持ちをそうつづっている。昨日と今日はどれだけの違いもないはずだが、新年となると、清新で普段とは違った気持ちになる、と▼時の節目だけで気持ちの切り替えができる人間という生き物の単純さが時々、「いいな」と思う▼こよみでは、季節の変化を二十四節気で表現する。常に自然と向き合いながら生活していた時代は意識していた節目だが、最近はニュース聞いて「あ、そうか」と気づくことが多くなった▼今月は6日が小寒、21日が大寒で、2月4日の立春の寒明けまでを寒中という。そんなきびしい季節も、人は歌を詠んで楽しんだ。「きびきびと万物寒に入りにけり」(富安風生)▼何かにつけストレスになりやすい現代。何事にも深刻になり過ぎず、季節を楽しむ余裕で1年を過ごせたらよい。(08/01/12)

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 今年の取材メモから▼グアテマラ共和国でペンションを経営する田代晴信さんは「物が何でも揃う、時間に正確」という日本のよさを認めながらも「日本人の常識が、世界の常識とかけ離れている」と感じ始めている▼船橋芝山高校でビオトープつくりを指導する佐野郷美教諭は「昔は、人間が生きるために土地を整備した。今では生物の環境のために私たちが手をかけなくてはならない」▼学校と地域の融合教育を進める元秋津小校長の宮崎稔さんは、徹底的に本音で話し合うことが肝心と言い、「ダメな大人でいい。ダメでないフリするよりずっと」▼五ツ星お米マイスターの牧野基明さんは「生産者の心意気を消費者に伝えたい。店はその情報発信基地」▼今年定年退職した団塊世代の知人が、常に混雑の中にいたことを「退職でやっと自らの時間をコントロールでき、とりあえず混雑だけは避けられる」と▼よいお年を。
(07/12/22)

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今年の取材メモから▼「食」に携わって42年、習志野台の自宅に子ども対象の食べ物に関する教室を開いた藤原勝子さん。「食事のコントロール出来ずして、人生のコントロールはできない」▼全国の食育コンクールで審査委員会奨励賞を受賞した板良敷信子さんは「赤ちゃんは母乳を一生懸命飲む。みんな自分が必要な栄養を体に取り入れることを知っているんです」▼鎌ヶ谷新春マラソン大会女子10`で2連覇した幸田昌代さんは「私は進化するオバサンです」▼青年海外協力隊員としてパプアニューギニアで4年間過ごした上野政治さんは、現地に800以上の部族と多文化があることを知り「相手の行動や考え方には必ず理由がある。そんな、人と接する基本を学んだ」▼県障害者差別撤廃条例作成に尽力した弁護士・佐藤彰一さんは「人生にトラブルはつきもの。だが、それを人は乗り越えられる。だから人生は面白い」▼次号に続く。 (07/12/15)

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40年近く吸っていた煙草を2年前にやめた。多いときは1日2箱。原稿が進まない時など本数は増え、同僚に煙草で文章書いているの、といわれたこともある▼何度か禁煙を試みた。最大半年。挫折は20回を数えた。よく、知人に自慢?した。「禁煙は簡単、私は20回もやめた」▼2年前の秋、夜中に咳き込んだ。何か異常がある気がしたが、朝起きても、どってことなく、そのまま出勤した。だが、その日は煙草を吸う気がしない。夕方、少し欲しくなったが、このまま禁煙しようと決心した▼禁断症状はあったが、水分をとって和らげた。氷はもっとよいらしい。ただ、禁断症状を除けば、快適だった。喉のつまりや胸焼けは解消し、寝覚めすっきりになったことを、禁煙の成果だと明確に意識できた。この快適さを何としてでも維持したい。そうやって2年以上が過ぎていた▼意志薄弱な筆者が言う。快適さを実感できれば禁煙は困難ではない。
(07/12/08)

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本紙ではよく「今週末」という表現を使う。書き手の意図としては、発行週の土曜日曜のつもりだが、はて、日曜も「週末」と呼ぶのか、しばしば考えることがある。カレンダーは横書きで、多くは日曜は左端で土曜が右端の並び。ということは、1週間の始まりは日曜日。辞書で「週末」を引くと「金・土曜から日曜日にかけてのころ」とある。月曜日は休日明けで「今日から仕事が始まる」といった生活上の初日感がある。形式はともかく生活上の感覚を大事にするのも人間的だと思う▼曜日は、天体を基にした暦と違って、人工的に作られた時間の単位。だから人間が生活するに好都合。曜日のおかげで、仕事に疲れたころ休日がくる▼7日という単位は、「旧約聖書」の創世記に「神が6日の間に天地を創造し7日目に休息した」とあり、それが世界的になったという▼1週間のリズムで動きながら1年は52週。今年も4週を残すだけになった。
(07/12/1)

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「神田川 待たせた俺が 今は待つ」。今年の「いい夫婦川柳」の大賞は、結婚して30年以上が経過した団塊世代夫婦の情景が見える▼11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで、「いい夫婦」をすすめる会が募集したところ、2回目の今年は昨年の3倍近い14194作品の応募があった。メタボリック、千の風、団塊世代、年金など世相を反映する単語が多かったという▼「冬の道 陽あたり選んで 妻と行く」。「夕暮れに 歩く二人は Mの文字」。健康志向か、朝に夕に、散歩する夫婦を多く見かけるようになった▼「君が好き もいちど聞いたら 黄身が好き」。仲良し夫婦の照れが見え隠れ▼「レストラン 伝票持って 妻を追う」、ところが、「妻総理 財務も兼ねて 俺防衛」、女房の今の心境は「10年前 あなたも 王子に見えたのに」▼そして、こんな素敵な川柳もあった。「頬撫でた 風は亡夫(あなた)か 夫婦の日」。
(07/11/17)

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先週日曜日、三番瀬での千葉県野鳥の会の観察会に同行させていただいた。秋晴れの海岸が清々しい▼浜に出ると早速、会員の1人が望遠鏡の焦点を合わせたのはミヤコドリ。ここには毎年、150羽ほどが越冬のためカムチャツカから飛来する。希少種でこの数が日本全体の3分の2だという▼防潮堤の内側でダイゼンがエサを漁っている。最近、手賀沼から越してその数を増してきたという。野鳥たちは水場をよく往来する。ハマシギ、オナガガモなどは潮の干満を見計らって谷津干潟と三番瀬を巧みにすみ分ける▼沖合いに数百b延びた野鳥の群れがある。越冬のため飛来したスズガモだ。ピーク時には東京湾全体で10万羽を超え、その半数がここをねぐらとする▼虫食いの野菜が安全なように、三番瀬という水場の快適さを野鳥は教えてくれる。そこは人にとっても快適であることを。数も種類も、野鳥たちのにぎわいはこれから本番。
(07/11/10)

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